承認から生まれる自律学習

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2010年5月15日より アクセス数

「OK!学習法」のこだわり

  • 自ら学ぶための"自ら気づく"を指導する学習法
  • 勉強は楽しい??
  • わかる、できる、楽しい、やるぞー!
  • 予習復習繰り返し!
  • OK!から書き込みへ
  • チーム自分、チーム子ども
  • 学校教育とは真逆な「スモールステップ方式」
  • 奇跡のフル回転めざして!
  • ペケの奨励
  • 尊敬できる指導者の"承認"
  • 一筆入魂、世界一は繰り返す。
  • 一書精読主義
  • 指導者の「指示出し」
  • 一時に一事
  • 空間作り

自ら学ぶための"自ら気づく"を指導する学習法

 私は、人が自ら学ぶようになるには、自ら気づくことが必要だと思っています。はっ!としたり、ぎょっ!としたり、じーんとくることが必要だと思っています。子ども達にやる気や向上心を説くこともあるでしょうが、なかなか頭で処理しただけでは思っているだけで行動が伴ってくれません。明日から禁煙!と唱えるお父さんや明日からダイエット!と誓うお母さんも、はっ!としたり、ぎょっ!としたりして、一歩踏み出すことが多いのではと思います。

 信頼できる人のアドバイスには素直になれます。だから、はっ!と気づく。真実には素直になれます。だから、鏡やビデオに映る自分に、ぎょっ!と気づかされる。憧れの一流選手の成功秘話に、じーんときて、よし!俺も!と自宅で走ってみたり、バットを持って素振りを始めたりする。人間関係が信頼で結ばれてきたら、"素直"な瞬間が現れます。

勉強は楽しい??

 「勉強嫌い」という言葉があります。勉強をすることが嫌いになってしまう子どもが世の中にはたくさんいますよ!というメッセージに聞こえます。確かに学校の勉強はつまらない!という意見も事実もあるでしょう。しかし、「学ぶ」という言葉に置き換えたらどうでしょう。大昔から、人は学びたかったのではないでしょうか。新しいことにドキドキしませんか。不思議なことにワクワクしませんか。

 「私にも教えて下さい!」という興味関心を持たせてくれる勉強ならきっと楽しいはずです。学校教育の勉強という枠の中で興味関心を育てていくことが難しいだけなのです。 「遊び嫌い」という言葉はありませんよね。「遊ぶ」と「学ぶ」、どちらもドキドキ、ワク ワクで楽しければ、嫌いになるどころかやる気モリモリでしょう。やる気が出れば、止めろと言われても、やってみたくなるものです。勉強もやる気が湧けば、隠れてでも取り組むようになります。「OK!学習法」で自ら学ぶようになるというわけです。

わかる、できる、楽しい、やるぞー!

 やる気には、できる実感が必要です。だから、わかるところから始めます。わかると解けるは違います。できる実感は、解けるようになったという体感です。初めから、問題を解いて、正解を積み重ねることを狙ってはいません。むしろその全く逆で、未知の問題を解いて、ペケ(間違い)を積み重ねるのです。しかも、ものすごいスピードで間違いを繰り返して欲しいのです。 要点のまとめを読んだら、問題に取り組む、1頁5分の目安で解いて丸つけ、ハンコを押す。2回転目は、何も読まずに、問題に取り組み、1頁5分の目安で丸つけ、ハンコを押す。必ず、できる問題、つまり正解が増えるものです。

 1日に何頁進んでも構いません。一人ひとりの目標も、レベルも、スピードも違うものです。間違い直しや解き直しもできますが、敢えて暗記を心がけなくても大丈夫です。

 2回転目、3回転目、4回転目とその頁にペケがなくなるまで、繰り返します。但し、回転の間隔が1週間以上経ってはいけません。やはり、人は忘れてしまうからです。忘れたのを思い出すのは辛いですから。3回転ぐらいになれば、わかる、できるという実感から楽しい気持ちで取り組むようになっています。そして、きっと驚くほど学習量が増えています。やるぞー!という気持ちが湧けば勉強は隠れてでもするようになります。

予習復習繰り返し!

 予習復習が大切!間違えた問題は解き直せば力になるよ!とは誰もが何度か耳にしている言葉です。学校の宿題以外で、予習をした記憶は「高校英語の本文和訳と単語調べ」と仰る親御さんも少なくありません。

 「わかる」という実感なら復習から始めても構いません。しかし、即、「できる」という実感が味わいたいなら、ぜひ予習から始めて下さい。予習、学校授業、復習、演習の繰り返し…この黄金のサイクルで、「できる」を即実感して下さい。昔から、予習復習と言われていますが、「OK!学習法」は解説なしでの予習を実現できる奇跡の学習法なのです。

OK!から書き込みへ

 この学習法の名前は「OK!学習法」です。この学習法を実践すれば、学習の目標が、テストでの成績アップでも、入試での合格でも、検定試験でも、国家試験でも驚くべき学習効果を実感するでしょう。

 教材とノートとハンコがあれば、予習→授業→復習→演習の繰り返しにやる気が湧きます。やる気が睡魔に打ち勝ち、驚異の学習量を実現します。教材の全てのページにOKがつけば、一気に書き込みして仕上げは完了です。

チーム自分、チーム子ども

やる気には目標が必要です。成績アップ、志望校合格は当然ですが、子どもの目標はご家庭の特にご両親の考えが大きく影響します。子ども、親、指導者は、チーム子どもに例えれば、選手、スポンサー、監督コーチです。親が監督で指導者がコーチの場合もあります。

 では試合は何でしょう。目標が志望校合格なら試合は受験でしょう。しかし、この試合に選手である子どもが納得していないことが少なくありません。燃えるような目標が必要なときには「なぜ人は学ぶのか」を考えてみることが大切です。

 学ぶ目標は、将来の夢実現であり、社会に出てからの活躍する場での一人ひとりの役割で"力"を発揮することではないでしょうか。この力こそ学力であり、未知の問題解決能力だと考えます。「OK!学習法」は学習を通して、子ども達の興味関心、失敗経験の免疫力をつけつつ基礎力、反復力、集中力、注意力を養って行きます。

 チーム自分、チーム子どもを選手、スポンサー、監督コーチの三者一体でサポートしていきます。

学校教育とは真逆な「スモールステップ方式」

 学校教育では、間違いを減らすために小学校の低学年から高学年へ、みんなが正解を積み上げられるようにスモールステップ方式を採用しています。ところが現実には小学校の高学年では分からないことが増えてやる気を失ってしまう子どもが後を絶ちません。勉強嫌いを生み出しているのです。

 「OK!学習法」はこれとは真逆な「スモールステップ方式」を採っています。予習中心の先取り学習ですから、間違うことは当たり前、例え1ページ全部ペケでも「何をそのくらい」という"なにくそ魂"が身につきます。不正解なんか"小さな失敗"であり、小さな失敗を誰よりも速く何度も繰り返すという経験で、失敗に対する免疫力を養います。

問題のミスが、失敗の大きい小さいという観点から、速い遅い多い少ないという観点に移り、強い心を持って基礎を反復する集中力を身につけます。

奇跡のフル回転めざして!

 予習、復習、繰り返しを実践する際に、1日は24時間、1年は365日、人生は無限ではないということを子ども達に考えさせる必要があります。与えられた使命を遂行するにも期限があり〆切が必ず来るのですから。

 「OK!学習法」ではテキストを何度も何度も繰り返すことを「回転を掛ける」と呼んでいます。テキスト1ページ分をノートに解いたら、承認のハンコをもらいます。1ページは必ず2回転以上やらせます。間違えた問題には赤ペンでペケをつけます。3回転、4回転…1問もミスなく解けるようになったら、最後のハンコの横に「OK」と書きます。テスト範囲が全てOKになったら「書込み」が許されるのです。

 1回転、2回転。2回転は当たり前、3回転した辺りからスラスラ感が味わえます。4回転、5回転、6回転をこなす子ども達は少なくありません。7回転、8回転…。今春は40回転して早稲田政経、早稲田商、慶應商に合格した生徒が出ました。まさに奇跡のフル回転です。

ペケの奨励

 それでも、回転を掛けない子どもが初学者の中には出ます。なぜ回転をかけないのか。それは、正解を書きたいから。正解を書くことが正しくて、間違うことは正しくないことだから。学校教育のスモールステップの弊害です。「書けなかったら飛ばせ!そうすれば九九のようにスラスラ書けるようになる。」と声を掛けます。

 「1問30秒!1ページ5分!!」とやり方を説明します。時計の秒針を一緒に30秒見せることもします。決まって30秒はかなり長いと感じます。しかし、間違えてはいけないと身体に染みこんでいる子どもが少なくありません。「1問30秒考えれば充分!解法の糸口が見つからなかったら飛ばす!」と何度も何度も声を掛けます。1時間は60分、1日は24時間、時間は平等です。だから1ページ5分を守らなければ、繰り返し学習は不可能になります。丸つけ2分、並んで3分。だから10分でハンコ1個。多くても60分で6個です。どうしたら奇跡のフル回転に近づけるのか。スラスラ感を覚えた子どもから自習室の利用と宅習を始めます。

 「やったら持ってきて!1問30秒考えれば充分!解法の糸口が見つからなかったら飛ばす!全ペケでいいから。やればできるのだら、考えずにやる!とにかくやる!」と教室の後ろから指導者は生徒の背中に向かって声を掛けます。やり方のルールだけは守らせます。なぜできなかったかの改善点こそ考えさせるべきではないかと思います。

尊敬できる指導者の"承認"

 「OK!学習法」では二種類のハンコを使います。①教室ハンコと②途中ハンコです。
1ページ解いたらテキストとノートを、教室の後ろの指導者の机に見せに来ます。その時には「教室ハンコ」をテキストとノートに1対1対応で、バンバンと力強く押します。「先生、ハンコ下さい。」と言って答案であるテキストとノートのチェックを受けに指導者のもとに見せに来ます。このハンコは学習の取り組みに対する"承認"です。

 どんなに問題に集中して取り組んでいても残念ながら、終了時間がやってきます。その時間の〆切が来ます。その際は「残り時間2分!きりの良いところまでやって、赤ペンで線を入れ今日の日付を書き込んで下さい!」と全体に声を掛け、ページの途中で終了するテキストには「途中ハンコ」を押し、次回のスタートの印とします。

一筆入魂、世界一は繰り返す。

 奇跡のフル回転を目指し、スピードを上げていっても字が丁寧でないと意味がありません。必ず2回転、ペケだけ2回転…1ページ7回転で質が変わり、奇跡を呼ぶフル回転へと間違うことへの抵抗感が薄れたとしても。

 そんな時はスポーツ選手の話がわかりやすいようです。フィギアスケートの金メダリストは1曲を滑るために、同じコースを何回回るのだろうか。10回、百回、千回、1万回…。イチロウは素振りは免除でキャッチボールは省略だろうか。ボクシングの世界チャンピオンは、ワンツーが世界ではワツーだと言っていたという話も面白いようです。

 スピードを上げ、回転をかけ、量から質へと世界が移るとき、字が粗雑では、上質な世界へ進むことができません。一筆入魂は1回転目から指導したいものです。

一書精読主義

 「OK!学習法」の教材は解答集付きテキストとノートです。この学習法は何度も何度も繰り返し学習する一書精読主義です。要点のまとめの活用とペケを減らして行く回転で「サブノート」と「ミスノート」の役目を果たします。一筆入魂を徹底させ、繰り返し学習で「スラスラ解ける快感」を体感させれば、やがて"自分なり"の壁にぶつかった時に"他人なり"の努力でなければならなかったということに気づきます。

 特に「ミスノート」は受験など〆切ギリギリになったときに、ペケが3つ以上ついている問題だけをピックアップできるので、もう一歩の"他人なり"の努力まで最後の踏ん張りを引き出します。

指導者の「指示出し」

 指導者の「指示だし」には、目標達成と教科解説の二つの目的があります。目標達成のためには、子どもと親と指導者の三者が納得できる文脈が重要であり、筋道を貫くことは信頼に繋がります。しかし、どうしてもなかなか自ら取り組もうとしないケースもあります。それは目標がイメージ出来ていない場合があり、目標を持たせるには、イメージを筋書きで語らせなければなりません。

 失敗や後悔の経験がなければその分余計に語らせなければイメージできません。イメージで納得出来たら、自ら取り組み出すはずです。子どもの立場や子どもの役目をわかりやすく示すことでも、地に足がついた取り組みになることがあります。

 教科解説の「指示だし」では教えることは"気づき"であり、リクエストのあった問題を解説することではありません。だから、教えたがりはダメなのです。特に子どもが初学者の場合には厳禁です。教科の内容でわからないことのわけは後から分かるものです。宗教でも念仏は唱えるもので、わけを納得してから暗記に入るわけではありません。リズムで体得し、後からなるほどがやってくる事例は世の中に少なくありません。

一時に一事

 一時に一事は、対話の大原則です。教室では対面の一時が正念場なので、伝えたいメッセージを絞り込むべきです。授業の一コマで、何回の一時が訪れるでしょうか。誰には何回、誰には何回と考えることは、一月、一年または次のテストまでの期間で、目標にも繋がっている一時だと気づくことにもなります。

空間作り

「OK!学習法」の教室はやる気創造、集中空間を目指しています。だから、賑わいを創出し、ゆかいな雰囲気を演出します。人間が集中するためにはどうしても音が必要です。無音ではかえって集中する時間が短くなってしまいます。パチンコ屋が無音だったら、何時間も集中できるでしょうか。賑わいを出すためにも、ハンコ押しに並ぶ生徒は5人までにし、指導者の解説は5分以内ということを徹底し「教室を回す」ことが大切です。